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ディープインパクト、無敗の2冠達成
29日、東京競馬場で第72回東京優駿(3歳牡牝、G1・芝2400m)が行われた。無敗で皐月賞を制したディープインパクトは単勝1.1倍の支持。同日競馬場にはディープインパクトの像まで登場するほどの人気ぶりで、多くの観客が無敗の2冠達成の快挙に期待を膨らませて東京競馬場に詰め掛けていた。その溢れるほどの期待を感じたのか、ディプインパクトはパドックからややテンションが高く、本場場入場、輪乗りの時点でも興奮は収まっていなかった。
ゲート入り直前になり、落ち着きを取り戻したディープインパクトは、皐月賞のときほどではないにせよ、スタートやや出遅れ気味で、道中は後方からの競馬。4コーナー手前から進出を開始すると馬場の真ん中を突き抜けるように伸びていき、無敗での2冠を達成した。その走りは94年の3冠馬ナリタブライアンを彷彿とさせるもので、その圧倒的な強さに東京競馬場は沸きに沸いた。勝ちタイムは2分33秒3(良)で、04年のキングカメハメハに並ぶレコードタイ。
ディープインパクトはデビューから5連勝での無敗の2冠達成で、史上6頭目となる快挙。秋の菊花賞(G1)も勝つと、94年のナリラブライアン以来史上6頭目、無敗での達成となると84年のシンボリルドルフ以来、史上2頭目の快挙達成となる。
前走京都新聞杯(G2)を制し2番人気に支持されたインティライミは、前走からプラス6キロで、パドックでは絶好の気配を漂わせていた。前日タップダンスシチーで金鯱賞(G2)を3連覇していた鞍上の佐藤哲三騎手は、戦前語っていたように前々での競馬で道中3番手にインティライミをつけた。直線に入ると、長くいい脚を使えることを活かして早めに内から抜け出したものの、外からディープインパクトに5馬身つけられての2着。しかし、佐藤哲三騎手は日本ダービーで唯一本気にディープインパクトを負かそうと狙い、考えうる最高の騎乗をしたと言えるだろう。完全に勝ちパターンの競馬をしたのだが、相手が悪かった。
以下、2.1/2馬身差の3着には皐月賞でも2着に食い込んだ7番人気シックスセンスが追い込み、4着には9番人気アドマイヤフジ、5着には2歳チャンピオンで8番人気のマイネルレコルトという結果。出走18頭中プラス体重だったディプインパクト、インティライミ、シックスセンスが1〜3着までを独占し、ここにきての成長力が3頭抜けていた。
ディープインパクトは、父サンデーサイレンス、母ウインドインハーヘア(その父Alzao)という血統で、全兄にスプリングS(G2)を制したブラックタイド、半姉にレディブロンド(父Seeking the Gold)がいる。母ウインドインハーヘアは94年英オークス(英G1)でバランシーン Balanchineの2着、同年愛オークス(愛G1)で4着しており、95年アラルポカル(独G1)を制した名牝。牝系は英ダービー(英G1)を制したナシュワン Nashwan、仏オークス(仏G1)を制したハイクレア Highclere(ディプインパクトの3代母)を輩出している名牝系Highlight系の出身となる。
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