05年新種牡馬情報
アグネスタキオン
-無敗の皐月賞馬-
■戦績
●馬主
渡辺孝男氏
●所属厩舎
栗東・長浜博之厩舎
●主戦騎手
河内洋騎手
●生涯戦績
4戦4勝
●重賞勝利
01年皐月賞(G1)
01年弥生賞(G1)
00年ラジオたんぱ杯3歳S(G3)
■戦績解説
00年のダービー馬アグネスフライトを兄に持ち、デビュー前から多くの期待が寄せられていたアグネスタキオンのデビュー戦は、12月の阪神2000mだった。メンバーにはディープインパクトの全兄ボーンキング、セレクトセールで1億9000万円という高額で落札されてアドマイヤセレクト、父ブライアンズタイム、母ロジータという良血馬リブロードキャストなど、期待馬が多く集まっており、アグネスタキオンは3番人気という支持。しかし、終わってみれば上がり3F33.8秒の末脚での圧勝で、レース後にはクラシックでの活躍を期待させるデビュー戦となった。
デビュー2戦目に迎えた重賞初挑戦のラジオたんぱ杯3歳S(G3)は、後世に語り継がれる伝説のレースとなった。アグネスタキオンは、クロフネ、ジャングルポケットを見る形で道中は中団の外を馬なりで追走。クロフネが進出を開始すると、その外をマークするようにして4角を回る。そこから競馬場の観客、いやレースを見ていた日本中の競馬ファンが度肝を抜かれる光景を目にすることになる。クロフネの外を回って直線に入ったアグネスタキオンは恐ろしいほどの瞬発力でクロフネを並ぶ間もなくかわすと、直線突き抜けるようにして駆け抜けていった。あのとき沸き起こった大歓声は、レースを見ていた全ての人に忘れ難いほどの衝撃を与えたことを物語っていた。勝ち時計はコースレコードとなる2分00秒8(良)、上がり3Fは34.1秒。追い込んだジャングルポケットに、なお2.1/2馬身差をつけての圧勝だった。
年明け初戦に迎えたのは、3月の弥生賞(G2)。ドロドロの不良馬場となった中山競馬場、圧倒的な人気に支持されたアグネスタキオンは、ボーンキングを見るように道中単騎3番手を追走。4角で外に持ち出してボーンキングに並びかけると、そのまま抜き去り最後は5馬身差をつけていた。
3戦共に圧勝、無敗の3冠は確実、サンデーサイレンスの最高傑作との呼び声も高く、多くの期待を背に受けて3冠初戦の皐月賞(G1)を迎えた河内騎手とアグネスタキオン。好位からレースを進め、直線では外に持ち出しての完勝で、まずは1冠。次はダービー、どんなレースを見せてくれるのか。誰もが期待に胸膨らませていたアグネスタキオンだが、皐月賞から10日後、左前浅屈腱炎を発症していることが判明、全治までには6ヶ月以上の期間を要すると診断された。そして、8月には現役を引退し、種牡馬入りすることが発表され、皐月賞を最後にターフから去ることとなった。
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