05年新種牡馬情報
クロフネ
-芦毛の怪物来襲-
■短評
「名は体を表す」。長きにわたる日本競馬史上でもクロフネほどその名に特別な意を感じさせる馬もいないのではないだろうか。外国産馬にダービー参戦が開放された01年、クロフネは開放の使者として日本ダービーに「来襲」してきた。ダービーでは5着敗退という結果に終わったものの、NHKマイルCで見せたその圧倒的なパフォーマンス、その後の武蔵野S、ジャパンCダートでの脅威の圧勝劇は今なお我々の記憶に残っている。残念ながら脚部不安により引退してしまったが、どのような産駒を我々に見せてくれるのか、楽しみはつきない。
■プロフィール
1998年生、芦毛。早来・社台SS繋養。芝・ダート兼用で、活躍距離1600m〜2000m。血統登録された初年度産駒、84頭。01年JRA最優秀ダートホースに輝いており、生涯4度のレコード勝ちを収める。ホッカイドウ競馬で産駒のシップアルーフが05年2歳戦第1号の勝ち馬を飾る。
■血統
父フレンチデピュティ(父Deputy Ministar)はジェロームH(米G2・ダート9f)など米6戦4勝。競走馬としては2流程度の成績だったものの、種牡馬としては優秀で、初年度産駒からLeft Bank(ホイットニーH-米G1などG1・3勝)、ノボジャック(JBCスプリント)を輩出。その後も日本でクロフネ、グラスエイコウオー(NHKマイルC-G1・2着)、北米ではHouse Party(プライオリスS-米G1)、Mayo on the Side(フマナディスタフH-米G1)と活躍馬を多数出している。00年12月に社台ファームが購入し、01年から社台SSで供用を開始。04年、輸入新種牡馬としていきなりアンブロワーズ(函館2歳S-G3)が重賞制覇を飾ると、その後もライラプス(クイーンC-G3)を輩出するなど04年新種牡馬ランキング1位、2歳ランキングではサンデーサイレンスに次いで2位と好結果を残している。
母ブルーアベニューは北米20戦5勝。繁殖牝馬として、クロフネのほかにも、クロフネの全妹にあたるBella Bellucci(アスタリアS-米G2)、クロフネの半妹ミスパスカリ(父Mr. Greeley、JRA現3勝)、クロフネの全弟にあたるラパルースベイ(JRA現1勝)を出している。
■産駒
父フレンチデピュティの傾向、そしてクロフネ自身の競走成績から見て、2歳時からある程度の活躍は期待できるだろう。また、アンブロワーズ、ライラプスがフレンチデピュティ×サンデーレイレンスの配合であることから考えても、母父サンデーサイレンスの配合の馬が絶対数としても多いであろうし、活躍の中心になることが予測される。クロフネ自身がHail to Reasonの血をわずかしか持っていないので、ブライアンズタイムなどHail to Reason系との配合がしやすいのも利点だろう。
旅05年新種牡馬情報
HOME